胃腸炎

胃腸炎とは、主にウィルスや細菌による感染症によって嘔吐・下痢・腹痛・発熱の症状が出る胃腸疾患です。その中でも今回は、冬に流行するウィルス性胃腸炎の代表的なものについて説明します。

ロタウィルス

急性下痢症(嘔吐下痢症)の最も主要な原因米のとぎ汁様のクリーム色の下痢便が特徴です。

ノロウィルス

冬に多いといわれ、カキなど貝類(二枚貝)による食中毒を起こし感染者の下痢便や嘔吐物から人に経口感染するといわれています。
感染力が強く、ウィルスのついた調理器具で調理して感染したり、乾燥した嘔吐物からウィルスが風で飛んだりすることもあります。

注意

■ウィルスの付着した調理器具などは、よく洗浄しましょう!
■ウィルスが付着した衣類も漂白してから洗いましょう。他の衣類や洗濯機が汚染される可能性があります。

ホームケア

・吐き気が強いうちは食べたり飲んだりしても吐いてしまうので、落ち着くまでは、何も飲食はせず様子を見ましょう。
・落ち着いたら、OS-1、アクアライトORSなどの経口補助液をはじめは少しづつ飲ませて、脱水症状の予防をしましょう。
・殺菌には、熱湯(85℃以上)、0.05%~0.1%の次亜塩素酸ナトリウムを使用します。アルコール、逆性石けんはあまり効果がありません。
※0.05%~0.1%の次亜塩素酸ナトリウムは、市販の塩素系漂白剤を薄める事で、代用できます。

なお、コイケ薬局店頭には、上記のプリントもご用意いたしておりますのでご利用ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です