花粉症

花粉症

今回は花粉症についてお伝えします。
気が早いと思っている方、2月上旬からもうスギの花粉は飛び始める事があります。早めの対応が症状を悪化させないポイントですよ。

どんな病気?

ある特定の花粉が目に入ったり、鼻から吸い込まれたりすることによって起こるアレルギー症状を花粉症といいます。鼻炎や結膜炎など目鼻の症状以外にも皮膚のかゆみや喉の痛み、だるさ、喘息様症状などが見られることがあります。

原因になる植物

春(2月~5月くらい)
 スギ科、ヒノキ科、シラカバ科
春~夏(3月~8月くらい)
 イネ科(カモガヤ、スズメノテッポウなど)
夏~秋(8月~10月くらい)
 キク科、クワ科(ブタクサ、ヨモギなど)

原因植物の花粉の飛散時期を知っておくと予防対策をする時役立ちます!

対策

1.花粉をできるだけ避けることが基本。
花粉は気温が高く、乾燥し、風の強い日、雨の次の日に多く飛びます。1日の中では、気温が上がり花粉の飛立つ昼過ぎと、飛んだ花粉が落ちてくる夕方が多いようです。花粉飛散情報に注意し、外出するか否か判断しましょう。
外出する時は、マスクや眼鏡で保護し、衣服も花粉のつきにくい素材を選ぶとよいでしょう。帰ったら家に入る前に衣服や髪の花粉を落とし、室内に花粉を持ち込まないよう注意し、洗顔(目を洗うとよいです)、うがい、鼻をかむなどしましょう。
室内に花粉を入れないよう洗濯、掃除は注意して庭の雑草が原因なら除草しましょう。

2.早めに適切な治療を受けましょう
目や鼻の症状を、それぞれの専門の医師に相談する事が大切です。
花粉症のお薬は患者さんの症状の程度や体質などを考慮して処方されていますので、医師の指示を守って服薬しましょう。

3.規則正しい生活をしましょう
不規則な生活や睡眠不足は症状を悪化させます。
風邪を引くと鼻の粘膜が一層弱るので注意しましょう。
お酒は鼻の粘膜が腫れ鼻づまりの悪化をおこしますしタバコは粘膜を刺激します。
どちらも避けたほうがよいでしょう。

スギ花粉が日本で初めて確認されたのは1964年、日光での事でした。
江戸時代、20年もかけて20万本もの杉を植林してすばらしい日光杉並木を作り上げた松平正綱も、まさか350年後の人々を苦しめる事になろうとは思いもしなかったでしょう。

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