RSウイルス感染症

RSウイルス感染症

冬(11月~1月)に流行する風邪の原因となるウイルスの一つで、飛沫感染(くしゃみ、咳)や接触感染(唾液、鼻水に触ってしまう)によりうつります。大人や年長児が感染しても単なる風邪症状で終わることが多いのですが
・生後6か月以下の赤ちゃん
・小さく生まれた赤ちゃん
・心臓や肺の病気を持っている人
・免疫力が弱まっている人
など重症化し易い人は肺炎や気管支炎をおこし入院が必要になることもあります。

経過
●潜伏期間2日~1週間
●鼻水、咳からはじまり、38~39℃の発熱があることもある。
●ゼイゼイ苦しくなる。罹患した乳幼児の25~40%で気管支炎や肺炎の徴候がでる。

予防と治療
・石鹸による手洗い、うがいを徹底しましょう。
・特効薬は無く、去痰薬(痰を出しやすくする)や気管支拡張剤(気道を広げて呼吸をしやすくする)で症状を和らげます。細菌の感染がうたがわれる場合には抗菌薬を使います。
・家庭では、室内の乾燥を防いで、安静と水分補給を。

注意
■入院患者や1歳未満の子供など一部の患者さんは、保険で感染しているか調べることができます。
■重症化を防ぐための予防注射もありますが、重症化する可能性の高い人(月齢、治療歴などの制限があります)に限られています。

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