かくれ脱水に要注意!

脱水症は進行するまで明らかな症状がないのが特徴です。脱水症になりかけているのに、本人や周囲が気づかないため有効な対策がとれていない状態を「かくれ脱水」と呼びます。

どうして春に脱水?と思う方もいるかもしれませんが、脱水は1年を通して起こる可能性があります。特に春は気温の変動が激しく体の準備もできていないため、体温の調節機能に異常が起きやすいのです。

 

かくれ脱水は誰にでも起こりますが、特に注意してほしいのが高齢者です。かくれ脱水からもとの状態に戻る力が弱くなっているため、通常の脱水症にまで進みやすいです。また心不全・高血圧などで体の外に水分を出す薬を服用している方は要注意です。

 

<かくれ脱水予防のポイント>

①体調の変化に気づく

かくれ脱水になると、なんとなく疲れやすい・だるい・喉が渇きやすいなどなんらかの体調の変化が起こります。些細な体調変化もかくれ脱水の兆候だと思って気を付けるようにしましょう。

 

②規則正しい生活を送る

生活の乱れがかくれ脱水につながります。1日3回バランスのとれた食事をして、6時間以上の睡眠を心がけましょう。

 

③こまめに水分補給をする

水分補給の目安はコップ1杯程度の水分を1日8回、「喉が渇く前」に行うようにしましょう。経口補水液を常備しておいてもよいです。