幼児食についてよく聞かれる項目をQ&A形式で3回に分けてご紹介します。
◎幼児食とは?
12~18ヶ月頃を離乳食の完了期としていて、その後1才半~5才頃までの食事を幼児食といいます。離乳食を卒業してから大人の食事に近づけていくための期間でとても重要な時期です。
★幼児食の量の目安とは?
幼児食の量は子どもの体型や食欲などによって個人差があるのであくまで目安になります。
・1~2才
1日に必要なエネルギーは900~950kcalです。お母さんの約半分、お父さんの約1/3が
目安です。主食の量でいうと、ご飯は子ども茶碗1杯、食パンなら6枚切り1枚、かけうどん
なら1/2杯が1日の目安になります。これに野菜やタンパク質をバランスよく組み合わせ
ましょう。
・3~5才
1日に必要なエネルギーは1250~1300kcalです。お母さんの6~7割、お父さんの半分が
目安です。主食の量でいうと、ご飯は子ども茶碗1杯、食パンなら6枚切り1枚、かけうどん
なら2/3杯が1日の目安になります。
◎朝食
Q1. 朝食を食べてくれません。
A1. まずは生活習慣を正すところからはじめましょう。寝起きや眠い状態では頭が働かず、空腹を感じないこともあります。
また前日の夜ご飯が消化しきれていなくて朝食を食べられないこともあります。食べた物をしっかりと消化してから寝るためにも、夕食時間は寝る2時間前までに終わらせましょう。
他にもパパやママが朝食を食べていない場合、お子さん自身も「食べなくていいや」と思ってしまいます。時間があれば家族で食卓を囲みましょう。
今まで全く食べていない場合は、まずは牛乳1杯などからはじめましょう。ヨーグルト、果物、スープ、具沢山の味噌汁、パンやおにぎりなど単品からはじめるのがおすすめです。食が細いお子さんだと食卓にたくさんの料理が並んでいるのを見るだけで負担に感じてしまいます。少しでも食べることができたらほめてあげましょう。
Q2. 朝食がいつも同じ献立になってしまい、バランスが心配です。
A2. いつも同じ献立でも「穀類やいも類などの炭水化物を多く含む食品」、「肉・魚・卵・大豆製品・乳製品などのタンパク質を多く含む食品」、「野菜・果物・海藻などのビタミン・ミネラルを多く含む食品」が揃っているものを心掛けましょう。
例えば…
・納豆ごはんに具沢山の味噌汁
・食パンに目玉焼き、果物やサラダ
・ピザトースト
朝食で3つのグループの食材が揃わなかった時は昼食・おやつ・夕食で、足りなかったグループの食材を積極的に取り入れましょう。1日全体で3グループ摂れていれば大丈夫です。