あけましておめでとうございます!
今年も感染対策に努めてよい1年にしていきましょう!
コイケ薬局HPでは今年も変わらず健康情報、健康レシピを配信していきますので
よろしくお願いいたします。
幼児食Q&Aの続きをご紹介します。
◎食べムラ
Q3. 食べる時と食べない時の差が大きいです。無理にでも食べさせたほうがよいですか?
A3. 食べムラが起こりやすい時期です。1食や1日の食事量が少なくても、食べてくれる時にしっかり量を食べられていれば、1週間くらいの期間で考えると必要なエネルギーや栄養素がとれていたりします。身長や体重が成長曲線に沿って伸びていれば問題ありません。
★毎食食べられるようにするための工夫
・空腹で食事の時間を迎えられるように生活のリズムを整える。
食事の前にたくさん飲み物を飲んだり、お菓子を食べたりすることのないようにしましょう。
・テレビを消す、おもちゃをしまうなど食事に集中できるように環境を整える。
テーブルやイスの高さも重要!足がぶらぶらしていると食事に集中できないので足台を用意しましょう。
・量を少なめに盛り付けて完食できるようにすることでお子さんの達成感・満足感を上げられます。
・一口サイズの料理や手づかみ食べできる料理を用意してあげる。
例えば、のり巻き、野菜おやき、肉団子、芋ボール、肉の野菜巻き、コーンのかき揚げなど
・お子さんのお気に入りの食器を使う。お気に入りのキャラクターの食器などにしてあげると喜んで食べてくれたりします。
・お子さんと一緒に料理をしてみる。
お休みの日など時間がある時は食事の準備をお子さんに手伝ってもらいましょう。ミニトマトのヘタをとったり、葉物野菜をちぎったり、生地をこねたり、お箸の準備など出来ることを見つけてあげるとお子さんも喜びます。また自分で準備をすることでいつも食べてくれないものを食べてくれることもあります。
・たまには周りの環境を変えてみる。
天気のよい日にベランダで食べてピクニック気分を味わうなど環境による刺激でいつもより食べてくれることもあります。
・完食できたらシールを貼るなど、ごほうび制度を取り入れる。(×お菓子をあげる)
・絵本で食育する。
絵本の中での話はお子さんにとって興味をひきます。絵本というツールを使って食べ物や食事を楽しいもの・ワクワクするものと知ってもらいましょう。
・一緒に食べて声掛けをする。
食事のこと、食材のことなどについて話したり、「おいしいね」などと声を掛けてあげましょう。
・あまり神経質にならない。
食べムラが起こりやすい時期であると割り切ることも大切です。無理強いしたり、厳しく言い過ぎると食事を全く食べなくなってしまうこともあります。
◎好き嫌い
Q4. 好き嫌いがはげしくて困っています。
A4. 子どもの好き嫌いには、その食べ物を食べ慣れていなくて受け入れるのに時間がかかっていることが原因の1つとして挙げられます。また大人より咀しゃく力が弱いので固い・噛みにくいだけで苦手になることもあります。
特に野菜は子どもには受け入れにくい風味のものがたくさんあります。例えばピーマンの苦味、なすの独特の食感、トマトの酸味などは子どもには美味しいと感じられないことが多いです。これは経験の差によるもので、繰り返し食べて経験することで美味しいと感じられるようになります。
★食材の切り方、調理法の工夫
・葉物野菜
奥歯が生えそろっていないうちは、すりつぶせず、うまく噛めないことがあるので細かく刻 むとよいです。繊維が多いほうれん草などの葉の部分は縦横に細かく切り、茎は筋を短くカットし、時間をかけてやわらかく茹でましょう。ごま和えにしたり、クリーム煮に混ぜたり、ハム・コーンなどお子さんの好きなものと一緒に炒めるのもおすすめです。
・にんじんや大根などの根菜
薄く切ると食べやすいです。千切りや短冊切り、薄めのいちょう切り、角切り、ピーラーで薄くスライスするものおすすめです。ひと口大など大きめに切る時はやわらかくなるまでしっかり茹でましょう。手づかみ食べ用なら前歯でかじれる輪切りやスティック状に切ると食べやすいです。
・ピーマン
ワタや種を取って縦に切ると苦味が抑えられます。ピーマンの見た目が苦手なお子さんにはみじん切りにしてハンバーグに混ぜたり、チキンライスやチャーハンに混ぜてもよいです。どうしても食べられない場合はパプリカに変更してみましょう。
・なす
水にさらしてアク抜きをし、油で炒めたり、揚げるのがオススメです。皮をむいてしまってもよいです。
・トマト
口に残りやすいので皮をむいて、加熱して酸味をとばします。