今回も幼児食の続きをご紹介します!
◎おやつ
幼児にとっておやつは大切な栄養源です。3食で摂りきれなかった栄養素を補うための補食
と考えましょう。
Q5. おやつは何をどれくらいあげればいいの?
A5. おにぎりやいもなど身体を動かすためのエネルギーになる炭水化物を中心に、食事で不足
しがちな栄養素を補うための野菜・果物・乳製品などと組み合わせるのがおすすめです。
・1才半~2才頃
1日1~2回(1回なら15時頃、2回なら10時・15時頃)
小さめおにぎり2個 + 麦茶
ふかし芋 + 牛乳
ロールパン1個 + 果物 + 麦茶
バナナ1本 + キャンディチーズ + 麦茶
・3~5才
1日1回 (15時頃)
小さめおにぎり2個 + 果物 + 麦茶
食パン(8枚切り)1枚 + 牛乳 (ピザトースト風にするなど)
ホットケーキ1枚 + 野菜ジュース
食事との間隔が2~3時間空くようにしましょう。量は食事に影響のない量が基本です。
おやつを食べ過ぎないように、食べる分だけお皿に出しましょう。
★市販のおやつの選び方のポイント
甘すぎないビスケットやおせんべいなどがおすすめです。
(アンパンマンビスケット・おせんべい、マリービスケット、ハイハイン、子ども用かっぱえびせん、ボーロなどを保育園では出していました)
アメ、ガム、ナッツ類、こんにゃくゼリー、もちなど誤嚥の恐れがあるものは、お子さん
の成長に合わせて与えるようにしましょう。
チョコレートやケーキなどはあげても大丈夫ですが、砂糖の甘さは子どもの大好きな味でクセになりやすく、たくさん欲しがるため注意が必要です。また強い甘さに慣れてしまうと、食材本来の甘さなどを感じにくくなるので、あげる時期はなるべく遅らせる方がよいです。あげる場合は「チョコは1日1粒まで」「ケーキはお誕生日とクリスマスだけ」などお子さんと約束するのもおすすめです。
◎卒乳
昔は無理矢理、母乳をやめさせるという考えで「断乳」といわれていましたが、今は自然に母乳
を卒業していくという考えから「卒乳」というようになりました。
Q6. 卒乳はいつ頃するもの?
A6. 卒乳の時期はそれぞれで、いつまでにしなければいけないということはありません。離乳食が完了し幼児食に移行する1才6ヶ月頃が目安と言われていますが、2~3才になって母乳をほしがっていても食事をきちんと食べられているのであれば、吸わせていても問題ありません。ママとのコミュニケーションを求めているケースも少なくないので無理にやめさせず、自然にまかせてみましょう。
★卒乳のポイント
卒乳は自然のものとはいえ、ママが仕事に復帰しなければいけないなど、それぞれの家庭の事情
によって時期を決めて卒乳する場合もあります。その場合、お子さんが1日3回母乳以外できちんと食事がとれるまで成長していることが前提です。また母乳・ミルク以外で水分をとることができるようになっていることも重要なポイントです。
計画的に卒乳を進めるには、第一にお子さんの気持ちを考えてあげましょう。卒乳を考えている2週間以上前から、お子さんに「そろそろおっぱいバイバイね」など伝えていきましょう。言葉が話せない時期でも、1才を過ぎると思っているより大人の言っていることをわかってくれています。授乳がなくなることでお子さんが不安にならないように、たくさんスキンシップをとってあげましょう。