今回は今話題のMCTオイルについてご紹介します!
◎MCT(中鎖脂肪酸)とはどのような成分?
ココナッツやパームヤシなど、ヤシ科植物の種子の核部分に含まれている天然成分です。
また油の主成分である脂肪酸の一種です。
脂肪酸は炭素の長さによって3種類に分類されます。
・炭素数 約6個以下:短鎖脂肪酸(バターなどに含まれる)
約8~12個:中鎖脂肪酸(ココナッツオイルなどに含まれる)
約14個以上:長鎖脂肪酸(一般的な植物油などに含まれる)
◎MCT(中鎖脂肪酸)が注目される理由!
中鎖脂肪酸は分子の長さが短いため、長鎖脂肪酸と比べると約4倍の速さで消化吸収します。効率よくエネルギーとして使われるので、体に脂肪が蓄積されにくいという特性があります。
またMCTオイルを摂取した際に効率よく産生される「ケトン体」は体脂肪を燃焼してエネルギーに転換する性質があり、ダイエットとしてもおすすめされています。
◎油だからカロリーが高いのでは?
MCTオイルは1gあたり9kcalです。大さじ1で約135kcalになります。カロリーだけで見ると高カロリーと感じてしまうかもしれませんが、中鎖脂肪酸は肝臓ですぐに吸収され、エネルギー代謝が早いのが特徴なので体脂肪になる前に消費されます。
◎MCTオイルの1日のおすすめの摂取量は?
1日3~4回に分けて、1回量は小さじ1~大さじ1で。飲み物に混ぜたり、サラダ・スープにかけて摂るのがおすすめです。
※1回の使用量が多いと腹痛になる場合があるので少量からはじめましょう。また沸点が約160℃と低いため、揚げ物や炒め物などには使用できません。