魚を食べる大切さについて
近年は様々な食材の価格高騰に伴い魚の値段も上がり、ますます魚を食べない方々が増えています。今回は、魚についてお話します。
EPA(エイコサぺンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)は、ω3系不飽和脂肪酸の仲間で魚の油に多く含まれていることが知られています。「青魚」に含まれていることが知られていますが、「青魚」にだけあるのではありません。海に生息する魚類、鮭やウナギなどの回遊魚にも比較的多く含まれています。EPA、DHAの効果については、まだ十分にわかっていないこともありますが、血液をサラサラにしたり、病気の元になる炎症を抑える作用があることが知られています。
一方で、EPA、DHAが身体に少ない人は、一部の脳梗塞、心筋梗塞などの動脈硬化が原因となる疾患になるリスクが高くなるという報告があります。
~魚を食べる工夫~
- Point 1:ニオイを解消する下ごしらえと選び方のコツ
魚の臭みを消すには、下味にお酒、しょうが、長ねぎなどを活用するとよいでしょう。また、できるだけ新鮮な魚を選ぶこともポイント。安売りシールの貼られた魚は時間が経ったものがほとんどです。魚は傷みやすい食材なので、時間が経つと臭みが出てくるので、極力新鮮なものを選びましょう。
- Point 2:骨が気にならない調理法を心掛ける
骨はひと手間かけて取り除くか、気にならない白身魚を選ぶとよいでしょう。青魚の骨はしっかりしているので、圧力鍋で煮たりして骨まで柔らかくしてください。サンマのように細くて柔らかい骨の場合は弱火でカリカリになるまでよく焼くのも骨が柔らかくなるのでおススメです
- Point 3:見た目にも配慮した仕上がりを
姿焼きや姿煮など、そのままの形で目の前にドーンと出されると怯んでしまい、魚嫌いを助長する可能性があります。1匹丸ごと出すのではなく、ほぐしたり切り身を使ったりするとよいでしょう。みりんを使い、照りを出すのもオススメです。