まだまだ暑い日が続いていますが、これから少しずつ暑さも和らぎ何をするにしても適した季節になってきます。
そのため〇〇の秋と良くいわれますが、その中でも今回は食欲の秋についてお話ししようと思います。
「食欲の秋」は、クマやイノシシが冬眠に備えるため、本能により秋に食べものを食べて脂肪分を蓄えるという所からきているそうです。人間はクマやイノシシのように冬眠はしませんが、寒い冬を乗り越えるために秋になると「脂肪分を蓄えよう」と本能が働き、たくさん食べてしまう傾向があります。
ついつい食べ過ぎてしまって肥満気味になってしまい、ダイエットしようと決意した事のある方もいるのではないでしょうか?
今回は、そんな方の手助けになる薬があるので紹介したいと思います。
①防己黄耆湯
防已黄耆湯は、水太り体質の方やむくみやすい方の肥満症に適した漢方薬です。
防已黄耆湯には、水分代謝を活性化させむくみの原因となる余分な水分の排出を促す働きや、脂質代謝を活性化させ余分な脂肪を分解・燃焼する働きがあります。
②防風通聖散
防風通聖散は、お腹まわりに脂肪が多く、便秘がちな方の肥満症に適した漢方薬です。
防風通聖散には、内臓脂肪・皮下脂肪を分解して燃やす働きと、余分な脂(食事に含まれる脂)を便と一緒に出す働きがあります。
どちらが自分に合っているか分からない場合は、医師や薬剤師に相談してみましょう。
また、薬に頼りきりにならず生活習慣を見直す事が大切です。