★お酒の適量とは?★
お酒の強さは人それぞれ違うように適量にも個人差があります。一概にいうことはできませんが、アルコール摂取の基準とされるお酒の量は「純アルコール(お酒に含まれるアルコール量)に換算して20g」とされています。
この純アルコール量20gを各種アルコール飲料に換算すると以下のようになります。
【純アルコール量計算式】
お酒の量(ml)×アルコール度数/100×
0.8(アルコール比重)=純アルコール量(g)
↓ ビール(アルコール濃度5%)500ml
500(mlビールの量)×5(アルコール%)/100×0.8
=20g(純アルコール量)となります!
★飲酒と疾病★
アルコールと肝疾患・脳卒中・がんなどの疾患は関連します。
厚生労働省の定める「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」
として純アルコール量が
男性:40g以上
女性:20g以上とされています。
★適正飲酒のポイント★
・空腹時を避ける!
→空腹の状態で飲酒をするとアルコールのまわりが早くなり、
肝臓に負担をかけてしまいます。
・食事をとりながらゆっくりと!
→飲む速度が速いと、血液中のアルコール濃度が急激に
上がってしまい、体への影響も出やすくなります。
・週2回の「休肝日」を作る!
→飲酒により疲れた臓器を回復する為に必要です。
・ノンアルコールを活用する!
→お酒の代わりに取り入れることで、飲酒量を無理なく
減らせます。
★薬への影響について★
薬を飲んでいる人は注意が必要です!
お酒を飲んだ後すぐに薬を飲むと、一部の薬の力を強め副作用が起きやすくなるおそれがあります。そのためお酒の影響が無くなってから薬を飲む必要があります。
個人差がありますが、ビール中ビン1本(500mL)分のお酒を分解するのに、男性では2時間強、女性では3時間かかると言われています。
特に風邪薬、頭痛薬、眠剤を飲んでいる方は注意して下さい。
他にも注意が必要な薬はあるので気になる方は薬剤師に相談してみて下さい!