?なぜ寒いと血圧が上がるの?
- 寒さによる血管の収縮
- 体温を保つため、血管が縮んで血流抵抗が増える。
→ 特に朝の冷え込みで急上昇しやすい
- 体温を保つため、血管が縮んで血流抵抗が増える。
- 交感神経の働きが強くなる
- 寒さ・ストレスで「アドレナリン」などが出て血圧上昇。
- 塩分の摂りすぎ・運動不足
- 冬は鍋物・漬物・汁物など塩分を摂りやすく、活動量が減る。
?なぜ右と左で差があるの?
- 体のつくり(血管の走り方)の違い
心臓から出る血管(大動脈)が左右で少し形が違うため、血流の圧力に差が出やすい。
2.利き腕の影響
よく使う腕(利き腕)は筋肉量が多く、少し高めに出ることがあります。
3.測定タイミングのズレ
片腕ずつだと次の測定までの1~2分の時間差で、呼吸・姿勢・緊張などの要因で10mmHgくらいの差が出ることがあります。
ただし、左右の差が 15~20mmHg以上 いつもあるときは要注意です。
その場合は、動脈が狭くなっていたり(動脈硬化など)、血流に問題があることもあります。
?右と左、どちらの腕で測ればいいの?
最初に血圧を測るときは、左右の腕の両方で1回ずつ測ってください。
そのうえで、数値が高い方の腕を「今後の基準」として使います。
- いつも高い方が、心臓からの圧力をより正確に反映している可能性があります。
- 動脈硬化などで片側の血流が悪くなっている場合、低い方の数値に合わせると「本当の血圧」を見逃すことがあります。
血圧を正しく測定する方法~ポイントをいくつかご紹介~
🩺 血圧測定の基本ステップ
🕒 測定のタイミング(毎日同じ時間帯に測定することで変動を把握しやすくなります)
- 起床後1時間以内:トイレを済ませ、朝食・服薬前に測定
- 就寝前:入浴後1時間以上空けて、安静にしてから測定
🪑 測定時の姿勢
- 椅子に座り、背もたれに軽くもたれてリラックスする
- 足を組まず、両足を床にしっかりつける
- 測定部位(上腕や手首)は心臓の高さ(目安は乳首)に合わせる
- 腕の力を抜いて、手のひらを上向きにする
🧘♂️ 測定前の準備
- 測定前に1〜2分間安静にする
- 深呼吸を5〜6回してリラックス
- 排尿・排便を済ませておく
🩻 カフ(腕帯)の正しい巻き方
- 素肌または薄手の衣類の上に巻く(厚手のセーターは腕まくりをせず脱いでから測定)
- すき間ができないようにぴったり巻く(肘の内側のくぼみから1~2cm上に)
- エアチューブを手のひら側にして、腕の中心にくるように位置を調整しましょう
📋 測定結果の記録と活用
- 測定値は毎回記録し、医師との相談に活用しましょう
- スマートフォンアプリなどを使うと、記録が簡単になります
⚠️ よくある注意点
- 緊張やイライラは血圧に影響するため、落ち着いた状態で測定しましょう
- 室温は20℃前後(暑すぎたり寒すぎたりしない)が理想的です