湿布の種類と正しい使い方
湿布は、皮膚に直接貼ることで薬効成分が皮膚から浸透して、痛みや炎症を緩和する外用薬です。
湿布には「テープ剤とパップ剤」「冷湿布と温湿布」などいくつかの種類があります。
≪テープ剤の特徴≫
粘着力が強く剥がれにくいため、関節などの動きが大きいところへの使用に向いています。
一方で、パップ剤に比べて、皮膚への刺激が強いため、長期で使用すると肌がかぶれやすくなることがあります。
肌色で匂いが少ないものが多いので比較的目立ちにくいです。
≪パップ剤の特徴≫
粘着部分が肌に優しいためかぶれにくい反面、はがれやすいのが特徴です。
清涼感や匂いがあるものが多く、それを好まれる方もいます。
≪冷湿布と温湿布の使い分け≫
冷湿布には「メントールなどの冷感成分」、温湿布には「唐辛子エキスのカプサイシンなどの温感成分」により、冷たく感じる、温かく感じるだけで実際の温度は変わりません。
どちらも消炎鎮痛効果の成分は同じものを使用しているので、使用感の好みで選ぶと良いでしょう。
一般的には、血行不良が原因の肩凝りや腰痛には温湿布、ぎっくり腰や捻挫、筋肉痛、打撲ような急性炎症には冷湿布が向いていると言われています。
※温湿布は唐辛子エキスの刺激が強い為、かぶれやすい場合があります。
実際に患部を温めたい場合には、ホットタオルやカイロを当てたり、入浴で血行を改善したりするといいでしょう。
湿布を貼る時間
湿布には1日1回タイプのものと、1日2回タイプのものがあります。
1日タイプは8~10時間、1日2回タイプは4~6時間貼れば消炎鎮痛成分の多くは皮膚に浸透しているため、湿布を剥がした後も効果が持続します。
皮膚のかぶれを防ぐためにも、24時間の貼りっぱなしは避け、皮膚を休ませてあげる事が大切です。
湿布を使用するときの注意点
・汗や水気をしっかりとふき取ってから貼る
・貼りかえるときは貼る位置をずらす
・粘膜や傷がある場所、かぶれがある場所には貼らない
・次に貼るまで時間の間隔を空ける
・痒みやかぶれの症状が現れたらすぐに使用を中止する
ケトプロフェンという成分を含む湿布は、紫外線に当たると過敏症が起きてしまう「光線過敏症」を引き起こす可能性があります。湿布を剥がしてから4週間程度は注意が必要です。
関節部はズレや剥がれが起こりやすいので、湿布に切り込みを入れたり、適切なサイズにカットしたりといった工夫をすると良いでしょう。
久光製薬のHPに掲載されている貼付方法の一部を紹介します。
ご不明点があればご相談ください。




1人で貼るのが難しい場合は、クッションを利用して貼ることもできます。
【参考資料】
久光製薬
「https://www.hisamitsu-pharm.jp/html/upload/save_image/0517131930_6646dad222847.pdf」
「https://www.hisamitsu-pharm.jp/html/upload/save_image/03141110_622ea40a8627e.pdf」
「https://www.hisamitsu-pharm.jp/html/upload/save_image/02180955_602dbb03eda6a.pdf」