認知症予防に役立つ食事と生活
認知症高齢者は、2025年には700万人に増加し、65歳以上の5人に1人が認知症を発症するとも推計されています。こうした中で、認知症の発症や進行に関する病態も次第に明らかになっており、日常の食事を始めとする生活習慣との関わりの重要性が指摘されています。さまざまなことに興味を持って毎日を過ごすことは、認知機能の維持につながります。
生活習慣病はありませんか?
生活習慣病の改善は認知症予防の最重要ポイントです。高血圧、糖尿病などの生活習慣病や心房細動などの心疾患は脳血管性認知症の発症リスクを高めます。
栄養バランスのとれた食事をしていますか?
健康で自立した生活の基本は「栄養バランスのとれた食事」です。
例えば、主食(ご飯)+主菜(鮭の塩焼き)+副菜(煮物)+味噌汁
主食(食パン)+主菜(目玉焼き)+副菜(サラダ)+野菜スープ
野菜、果物、青魚、良質な食物油が認知症の発症リスクを軽減するといわれています。過度の飲酒は、さまざまな生活習慣病の原因になるとともに、それ自体でアルコール性認知症の発症リスクを高めます。
作ること、食べることを楽しみましょう!!
食事作りは、献立を考え、材料を選び、調理、味付け、配膳と知らず知らずのうちに体を動かし、脳を活性化させています。「家族に食べさせたい」「仲間や友人にも」という広がりもでき、自分自身の気分転換だけでなく社会との張りのあるつながりも生まれ、結果的に認知機能を維持する効果も期待できます。
地域社会や趣味の会などに参加することで、認知症の予防にも役立ちます。是非、張りのある日々の大切さを理解し、毎日の生活習慣の改善を実践しましょう!
☆コイケ薬局では、定期的に料理教室を開催しています!
興味のある方は、是非、参加してみませんか