5月に入り、少しずつ気温が高い日が増えてきました。気温が高くなってくるとゼリーやムースなどの冷たいデザートが食べたくなってきますね。
そこで今回はゼリーやムースなどの凝固剤として使われる寒天・ゼラチン・アガーの違いについてご紹介します。
◎寒天
寒天はゼラチン・アガーと比べて凝固力が強いのが特徴です。水ようかんや杏仁豆腐などに
おすすめ。食物繊維が豊富に含まれているのでダイエットや便秘の予防改善になります。
原材料:テングサやオゴノリなどの海藻
食感:歯切れよくほろっと崩れ、なめらか
色:白く濁っている
溶ける温度:90度以上
固まる温度:40~50度(常温で固まる)
◎ゼラチン
ゼラチンは体温で溶けるため寒天・アガーと比べて口どけがよいのが特徴です。
ゼリー、ムース、ババロアなどにおすすめ。
生のパイナップル・キウイ・いちじくと一緒に使うと固まりにくくなるので注意しましょう。
原材料:牛や豚の骨や皮に含まれるコラーゲン
食感:口どけがよく、やわらかくプルンとしている
色:透明感のある薄い黄色
溶ける温度:50~60度
固まる温度:20度以下(冷蔵庫で冷やし固める)
◎アガー
アガーは寒天・ゼラチンに比べて透明度が高いのが特徴です。
ゼリー、プリン、水ようかんにおすすめ。
ダマになりやすいので使用の際は注意が必要です。
原材料:カラギーナンなど
食感:やわらかくふるふるしている
色:無色透明
溶ける温度:90度以上
固まる温度:30~40度(常温で固まる)