6月が旬の梅の話

梅雨の季節となりました。

「梅雨(つゆ)」「梅雨(ばいう)」は、梅の実が熟す6月上旬から7月中旬ごろにかけて

降る雨という意味からきた言葉とされています。この時期に旬の梅をご紹介します。

 

 

には・・・

 ①強い酸味のもとは、クエン酸やリンゴ酸などが多く、強い酸味がある

 ②ポリフェノールの一種である梅リグナンが含まれる

 

 

①クエン酸やリンゴ酸を詳しく…(主にクエン酸の働き)

・青い梅にはリンゴ酸が多く、熟すにつれてクエン酸が増加する特徴がある

・酸味による刺激で、唾液や胃液の分泌量を増やして食欲を増進させる

・体内で発生する疲労物質と結合してエネルギーをつくり出すサイクルを活発にする

働きがあるため疲労回復に有効。

・クエン酸には鉄やカルシウムなど、体に吸収されにくいミネラルを水に溶けやすい形に

かえ、吸収率を高める働きがある

鉄やカルシウムなどを多く含む食品と一緒に摂ることで、貧血予防や、上部な骨や歯を

作る働きを高めることができるとされている。

・菌の増殖を抑える効果があるといわれている

 

 

②ポリフェノールの一種の梅リグナンとは・・・

・胃の粘膜に住みついて胃がんなどの原因にもなるピロリ菌の動きを止め、

死滅させる働きがあることから、胃の病気を予防する効果も期待されている

・細胞の老化を防ぐ抗酸化作用

・抗ウイルス作用

 

注意点

★生の青うめは、アミグダリンという物質が含まれているので、注意が必要。

アミグダリン自体では毒ではないが、体内で青酸を発生させて中毒症状を起こす可能性があります。アミグダリンは熟したり、加工されたりすることで減少し安全に食べられるようになるそうなので、生食しないようにしましょう。

 

★梅干しを食べる際の注意点!

梅干しには塩分が多く含まれており、大きさやものにもよりますが1粒~2粒ほど召し上がるようにしてください。(1粒に2~4g程の塩分が含まれます)

1日の食塩摂取量の目標量は、男性7.5g未満、女性6.5g未満、

ただし、高血圧や慢性腎臓病の重症化を予防するための1日の食塩摂取量は、男女共に

6g未満に設定されています。

 

湿度や気温が高くなる季節には特に疲労回復効果や抗酸化作用があるとされる梅を

食事等に取り入れてみてはいかがでしょうか。